ケアマネージャーとの連携

ケアマネジャー(介護支援専門員)と他職種(特に訪問看護師や医療機関、医療ソーシャルワーカーなど)との連携は、利用者が質の高い介護サービスや医療サポートを受け、安心して在宅生活を送るために不可欠です。連携を円滑に進めるためには、情報共有の迅速化、丁寧なコミュニケーション、互いの専門性の理解が重要です。 
ケアマネジャーと連携する際のポイント 
  1. 迅速な情報共有: 利用者の体調変化やサービス変更、入院・退院など、緊急時の情報は速やかにケアマネジャーに伝えることが重要です。FAXや地域のSNSサービスなどを活用し、状況に合わせて連絡手段を選びましょう。
  2. 丁寧なコミュニケーションと信頼関係の構築: ケアマネジャーへの挨拶や訪問、定期的かつ簡潔な情報共有は、良好な関係を築く上で大切です。ケアマネジャーは多くの利用者や事業者を抱えているため、相手の状況を考慮したコミュニケーションを心がけましょう。
  3. 情報提供の工夫: ケアマネジャーは利用者の生活全体を把握していますが、医療的な側面は専門外の場合も多いです。医療従事者は、ケアマネジャーに伝えると良い情報(疾患の状態、特別な医療、食事摂取、移乗、排泄など)を具体的に伝え、共通理解を深めることが重要です。
  4. 相互理解と専門性の尊重: ケアマネジャーと医療従事者では、視点や専門性が異なります。互いの役割や専門性を理解し、それぞれの専門性を尊重することで、利用者にとって最善のケアプランの作成や実行が可能になります。
  5. 共通の目標設定: ケアマネジャーは地域資源の調整や家族対応など、多職種連携の中でのハブとなる役割を担います。医療職と介護職が「利用者の回復」や「介護サービスの向上」といった共通の目標に向かって連携することが、円滑なケアマネジメントにつながります。
  6. システム活用: 「ケアプランデータ連携システム」のような厚生労働省が推進するシステムは、ケアプランのデータ共有を効率化し、介護事業所の負担軽減に貢献します。 
連携がうまくいかない場合の対策
  • 信頼関係の不足: 連絡を頻繁に行う、アポイントメントを取るなど、信頼関係を築くための具体的な行動が有効です。
  • 医療知識の不足: 医療従事者は、ケアマネジャーの役割や専門性について理解を深め、医療的な知識を共有することで、連携がスムーズに進むことがあります。
  • 地域課題への対応: ケアマネジャー単独で解決が難しい問題は、地域全体で取り組むべき課題として認識し、関係者全員で対応を共有することが重要です。

 

株式会社はるの風

はるの風訪問看護ステーション半田山

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