高齢者が口が乾く理由

高齢者の口の渇き(口腔乾燥症)は、加齢に伴う唾液の減少が主な原因です。
 
唾液の分泌が減ると、口腔内の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まるほか、飲み込みにくい、舌に痛みを感じるなどの不快な症状が現れることがあります。
 
詳細な原因と対策
  • 加齢による唾液腺の機能低下:
    年齢とともに唾液腺の機能が低下し、唾液の分泌量が減るのが一般的です。
     
  • 薬剤の副作用:
    高齢者は様々な薬を服用する機会が多く、その副作用で唾液の分泌が抑えられることがあります。
     
  • 生活習慣:
    柔らかいものを好んで食べる、口呼吸、ストレス、アルコールなどが唾液の分泌に影響を与える可能性があります。
     
  • 口腔ケア:
    口腔内が乾燥すると、粘膜が傷つきやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。適切な口腔ケアを行うことで、口腔内の乾燥を防ぐことができます。
     
  • 水分補給:
    こまめな水分補給も重要です。水をこまめに飲む、シュガーレスガムや飴を噛む、氷を舐めるなどが効果的です。
     
  • 保湿:
    口腔内の保湿剤を使用したり、室内の湿度を上げることも効果的です。
     
  • 口腔機能訓練:
    舌体操や嚥下体操などの口腔機能訓練で、唾液の分泌を促進できます。
     
  • 唾液腺マッサージ:
    唾液腺マッサージは、唾液の分泌を促す効果が期待できます。
     
その他
  • オーラルフレイル:
    口の機能の衰え(オーラルフレイル)は、高齢者の口腔乾燥症と関連している場合があります。
     
  • 認知症:
    認知症の方は、温度や湿度をコントロールするのが難しくなり、口腔内が乾燥しやすくなることがあります。
     
  • シェーグレン症候群:
    自己免疫疾患であるシェーグレン症候群も、口腔乾燥症の原因となることがあります。
     
相談の必要性
口腔乾燥が続く場合は、歯科医師やかかりつけ医に相談することが大切です。症状の原因を特定し、適切な治療や対策を行うことができます。
 
 
 

株式会社はるの風

はるの風訪問看護ステーション半田山

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